vol4 「血の道症」とは

「血の道症」とは

かねみつまさのりの漢方的生活  漢方薬の効能に「血の道症」というのがあります。言葉自体知らない人も結構いるようです。血の道症とは簡単に言ってしまうと、婦人病です。最近、お薬の添付文章に「血の道症・・・月経、妊娠、出産、産後、更年期など女性のホルモンの変動に伴って現われる精神不安やいらだちなどの精神神経症状および身体症状のことを示します」と注釈が入るようになりました。

 更年期障害、PMS(月経前症候群)、マタニティーブルーなども含むというわけです。更年期障害は不定愁訴という言葉でくくられることが多いように、人によって訴える症状が様々で更年期の長さや程度も人によってまちまちです。また、西洋医学的な検査でもあまり異常が見られないので治療方針を立てづらく、なかなか改善しにくいことも多く見られます。

 そういえば筆者の母も更年期で苦しんでいたようで、病気で安定剤や睡眠薬など処方されたり、様々な市販薬を服用したり、鍼灸に通ったりしていたのを思い出します。様々な不定愁訴に対して対症療法だけでは難しく、漢方では体の基本になる気・血・水のバランスを重要視します。その中でも女性は月経に始まり、妊娠、出産など血の状態や血の流れがとても大切です。

 血の道症の効能を持つ漢方薬には次の効能を持つ漢方薬には次のようなものがあります。温清飲、黄連解毒湯、芎帰調血飲第一加減、桂枝茯苓丸、香蘇散、柴胡桂枝乾姜湯、四物湯、抑肝散加陳皮半夏、星火逍遥丸、調頂顆粒など、このように、血の道症に対応できる漢方薬は種類も多いので一度専門店に相談してみてはいかがでしょう。

H22年4月23日付

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