梅雨になると湿度が高く洗濯物がなかなか乾かなかったり、部屋干しして洗濯物が臭くなり易かったりと、最近洗濯などを手伝うようになった私は家事の大変さを思い知らされております。ところで、この時期に痛みの相談が増えます。冬にも多いのですが、湿度が高くなるこの時期も痛みが起き易くなります。腰痛、膝痛、坐骨神経痛、手足のしびれ、こむら返りなど。
体にとって必要不可欠な水分ですが、体内の余分な湿気が多くなりすぎると不快な症状を招きやすくなります。水分代謝の流れから外れた水分を「湿」といい、川の流れから外れた淀みのように濁りやすくなり、体に害をもたらすこともあります。体の機能を低下させたり、むくみ、冷えや血行不良などを起こします。
加齢や酷使した関節、運動不足、体の筋力のアンバランスで歪んだ関節にこの「湿」が加わると、こわばり・重だるさ・痺れ・痛みなどがあらわれやすくなります。天気が崩れそうになると痛み出したりする方もおります。
漢方薬に祛風湿薬と言って筋肉・経絡・筋骨の間にある風邪・湿邪などの痛みの原因を取り除いて痛みを和らげる生薬があります。これらが配合された漢方処方をこの時期はよく用います。体質的にそれほど問題がなければ意外と早く効果が現われて来ます。
軟骨が減ったり、変形している場合は軟骨成分を含んだ医薬品(コンドロイチンなど)を併用することでかなりの効果が上がります。また普段から尿の出が悪かったり、逆に出すぎるなどの利尿異常がある方は、五臓六腑の腎が弱っています。腎の働きが悪くなると、疲れやすい・めまい・耳鳴り・難聴・健忘・歯の劣化・足腰の無力感などの症状を伴うことが多く見られます。こういう場合は慢性化している事が多く時間をかけてじっくり服用することが大切です。漢方薬で体内もカラッと除湿して痛みを軽くしてみませんか?
H22年6月25日付