vol8 アレルギー性疾患とエアコンと漢方薬

アレルギー性疾患とエアコンと漢方薬

 エアコンの使いすぎは体温調節機能を低下させることがあります。漢方では体の皮膚や粘膜などに張り巡らせた衛気(バリア)が外的要因(細菌、花粉、ほこり、暑さ、乾燥など)から体を守っていると考えます。この衛気は常に快適な環境にいると弱まっていき、免疫異常が起こると思われます。

かねみつまさのりの漢方的生活 エアコンが普及する以前はあまり見られなかったアトピー性皮膚炎や花粉症などは明らかに増えています。季節の変わり目に体調を崩す、よく風邪を引く、ヘルペスを繰り返す、慢性蕁麻疹、気管支喘息、アトピー性皮膚炎、潰瘍性大腸炎などはこの衛気不足によることが多く感じられます。

 玉屏風散(ぎょくへいふうさん)という処方があり、身体を玉(宝石)でできた屏風が守ってくれる散薬という意味です。日本には「衛益顆粒」という名前で輸入されており、衛気(バリア)を益してアレルギー体質を徐々に改善してくれます。服用している方はアレルギー症状以外にも暑さ寒さに強くなり、夏バテや風邪引きが減ったと喜ばれています。現代人の弱った衛気を回復してくれる救世主ですね。

 数年前から庭で犬を飼うようになり室外機の熱風が可哀想なので我が家でのクーラー使用はかなり減りましたが、さすがに今年の暑さでは使わないわけにはいきませんね。庭の犬は寒くても暑くても元気だなあとつくづく感心していたら、近所の方の室内で飼い始めた犬が最初の頃は暑くても散歩を喜んでいましたが、暑さ寒さが辛い日は出たがらなくなりました。その後アトピー性皮膚炎になり大変だったようです。犬もアトピーになるんだと驚きましたが、ペットも人間と同様に快適すぎる生活が続くとアレルギーなどの病気も増えるようです。熱中症になっては元も子もありませんので、上手にエアコンと漢方薬を利用していきたいものです。

H22年8月27日付

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