vol9 生活習慣病に伴う不眠症

生活習慣病に伴う不眠症

 今年は猛暑で寝苦しい夜が続きました。睡眠不足が続くと疲労の蓄積、集中力の低下、憂鬱感、肌荒れ、食欲不振、免疫力の低下など様々に影響があり、これから迎える季節の変わり目に体調を崩しやすくなります。このように寝つきが悪かったり、夜間に何度も目が覚めてよく眠れない、朝目覚めにくいという相談や睡眠薬の副作用を心配されて漢方薬で改善したいという方も多く見られます。

かねみつまさのりの漢方的生活 旅行やテストの前になる一過性の不眠は経験した人も多いと思いますが、眠れない日々が長く続くと倦怠感、肩こり、頭痛、めまい、不安感、焦燥感、イライラ、動悸、耳鳴りなども随伴して大変つらいものです。

 不眠になる原因は精神的ストレスなど色々ありますが、最近気になるのが、不眠を訴える方の多くが降圧剤等を服用していることです。高血圧などの生活習慣病が睡眠リズムを調節する自律神経に与える影響は小さくないように思われます。本人が不眠症と自覚していなくても肩こり・頭痛・冷えのぼせなどの血行不良で漢方薬を服用してよくなられた方は「ぐっすり眠れるようになった」と喜ばれます。ということは今まで熟睡できていなかったという事です。

 このように血行不良や生活習慣病などの改善も平行して行うと治療効果がさらにアップしていきます。もちろん運動も効果的です。体を動かしたその夜はよく眠れた経験をお持ちの方も多いと思います。体をよく動かすことで血行をよくしますし、神経の使いすぎなどで充血した頭をクールダウンしてくれます。生活習慣病等を元から改善してぐっすり目覚めのよい睡眠で元気に過ごしていきたいですね。

H22年9月24日付

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