vol10 発熱は妙薬?

発熱は妙薬?

 「発熱は自然治癒力ありがたい」 いきなり変な川柳で申し訳ありません。子供の頃はよく熱を出していた人でも大人になると熱を出すことが減り、出ても38度くらいまでで39度以上の高熱が出ることはそれほどありません。

かねみつまさのりの漢方的生活 発熱は体の自然治癒力反応でもあるわけですから、むやみに下げるのは得策ではありません。特に滅多に発熱しないある程度体力のある人は、すぐに解熱剤等で下げてしまうのは非常にもったいないことです。というのは、高熱は癌細胞を退治してくれますし、体の中に溜まっている老廃物を大掃除してくれるので、実はとてもありがたい一面もあるのです。

 一昔前と比べると、現代人の平均の体温が1度下がったといわれています。体温が低くなると体の代謝機能が低下するので、免疫力が弱くなり癌・アレルギー・膠原病などの免疫異常、血流低下による生活習慣病や不妊症などを引き起こしやすくなります。低体温の人は風邪を引いても発熱しにくい事もあり、風邪が長引いたり、咳が残ったりしやすくなります。

 今まで風邪を引いても微熱程度しか出ない人が、漢方薬を服用して低体温が改善してくると風邪で熱が38度以上出るようになったりすることがあります。本人は風邪が今までより悪化したと思いがちですが「自然治癒力が上がったためなので反対に喜ばしいことですよ」話します。発熱などの自然治癒力が発揮できるようになってくると、体がしっかり整って風邪を引く事も減ってきます。普段は堂々として風邪の侵入を許さず、いざ侵入されても自分でしっかり撃退できる防衛力を持つことが大切ではないでしょうか?

 漢方薬はこういった体質改善が得意です。低体温を改善して病気になりにくい体作りに漢方薬を利用してみてはいかがでしょうか?

H22年10月29日付

関連記事
  1. vol25 華麗にエイジング
  2. vol24 漢方薬で睡眠改善
  3. vol23 インフルエンザ・風邪の予防に板藍根
  4. vol22 秋はオーバーワークにご注意を
  5. vol21 漢方薬による血液サラサラ総合療法
  6. vol20 腎虚に欠かせない生薬「地黄」
  7. vol19 こむら返りに漢方薬!
  8. vol18 皮膚病は食養生が大切!
  9. vol17 お肌と腸内環境の密接な関係
  10. vol16 ストレスと皮膚病
  11. vol15 皮膚病の厄介な原因「湿邪」
  12. vol14 乾燥肌とかゆみに漢方スキンケア
  13. vol13 内臓の不調は皮膚に出る!
  14. vol12 漢方薬で早めの花粉症対策
  15. vol11 肺を傷めやすい季節 長引く咳に注意
  16. vol9 生活習慣病に伴う不眠症
  17. vol8 アレルギー性疾患とエアコンと漢方薬
  18. vol7 夏の疲労回復に
  19. vol6 湿気と関節痛
  20. vol5 飲む漢方目薬
  21. vol4 「血の道症」とは
  22. vol3 ドライマウス(口腔乾燥症)
  23. vol2 頑固な頭痛・肩こりに漢方薬
  24. vol1 降圧剤に頼らないために!
  25. vol11 漢方季節養生法
  26. vol10 男性不妊に漢方を・・・
  27. vol9 女性の不妊に漢方薬
  28. vol8 耳鳴りに漢方薬
  29. vol7 夏バテに補気養陰
  30. vol6 「冬病夏治」で冬の病気を治す!
  31. vol5 認知症予防は活血と補腎!
  32. vol4 現代病を漢方で予防する!
  33. vol3 国家を上げて開発された漢方薬
  34. vol2 瘀血は万病の元?
  35. vol1 衛気を高めて花粉から身を守る

TOPPAGE  TOP 
RSS2.0