vol11 肺を傷めやすい季節 長引く咳に注意

秋から冬は肺を傷めやすい季節 長引く咳に注意!

 立て続けに出る咳、布団に入ると咳き込む、突然起こる空咳、切れにくいしつこい痰、などの咳は大変辛いものです。咳・痰には細菌やウィルスなどの病原体やホコリ・花粉など異物から身体を守り、浄化する働きがあります。一時的なものであればいいのですが、長引くと非常に体力を消耗していきます。中には喘息のような呼吸困難になったり、動悸・息切れなど心臓にも大きな負担を与えます。特に循環器系の持病を持っている方は注意が必要です。

かねみつまさのりの漢方的生活 漢方では、咳を「熱性の咳」と「寒性の咳」に分けて考えます。熱性の咳は発熱をともない、のどの痛みがあります。寒性の咳は寒気をともないのどの痛みはほとんどありません。痰の状態も熱性では粘りがあり切れにくく黄色や緑色の痰になります。寒性ではあまり粘りがなく水っぽく切れやすい痰です。

 また、痰がほとんどでない空咳と痰がある場合も分けて考える必要があります。痰が多く出る場合は胃の調子が悪いことが多く治りづらいので、胃に負担をかけない事も大切です。暴飲暴食を慎み、腹八分を心がけたり、香辛料などの刺激物は控えたほうが良いでしょう。場合によっては胃腸を整える漢方薬を併用することもあります。また五臓六腑の肺と大腸は表裏関係にありますので、便秘や下痢など腸の状態が悪い場合も慢性化しやすいことがあります。腸内環境も整えるように食事など気をつけましょう。腸内環境整備にとてもよい昌三仙や五行草茶という漢方由来のハーブティーなどもおすすめです。

 咳の漢方薬には熱性と寒性、痰の有無などにより異なりますので専門家に相談して選んでもらいましょう。

H22年11月26日付

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