vol12 漢方薬で早めの花粉症対策

漢方薬で早めの花粉症対策!

 まだまだ寒さが厳しい冬真っ只中ですが、春が待ち遠しい人も多いと思われます。その一方で、春先は花粉症に悩まされて憂鬱になる人たちもいます。花粉症はアレルギー疾患のひとつで、鼻や目、気管などの粘膜に対する花粉の刺激により症状が現れます。花粉症になると、鼻水・くしゃみ・鼻づまり・目のかゆみや喘息が悪化する方もおられます。

かねみつまさのりの漢方的生活 スギ花粉の飛散量は、前年の夏の気候に関係が深く、暑くて日射量が多いと花粉が増えるそうです。今年は記録的な猛暑だったため、来春はかなりの飛散量が予想されています。一部の報道では5倍になる可能性もあると言われています。

 一般的には症状が出始めてから、くしゃみ、鼻水には小青竜湯・麻黄附子細辛湯など、目のかゆみには天津感冒片・涼解楽など、鼻づまりには鼻淵丸・葛根湯加川辛夷など効果的です。症状には個人差もあり、花粉の飛散量に比例して症状が重くなる傾向にあります。重症の方は症状が出始めてからでは、薬が効きにくかったり、服用頻度も多くなります。早めに免疫を調整しておけばかなり症状の軽減が期待できます。

 漢方では老化や様々な原因で皮膚や粘膜のバリア機能が低下したり、免疫力が弱くなることを衛気不足といいます。鼻粘膜は空気を暖めたり、潤したり、浄化したり、異物を排除したりといった防御作用があります。こういった働きも衛気の機能のひとつです。

 衛気を補う代表的な生薬に黄耆(おうぎ)があり、衛益顆粒という漢方薬に配合されております。この漢方薬を早めに服用することで衛気の働きを助け粘膜が正常化していきます。花粉症でお困りの方は年明けくらいからの早めの服用をお勧めします。

H22年12月24日付

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