vol1 衛気を高めて花粉から身を守る

衛気を高めて花粉から身を守る

 皆さん、初めまして。これから皆さんに「漢方知恵袋」として健康に役立つ話を書いていきたいと思います。さて、この春先は花粉症で悩む日本人が多くなります。花粉症は日本人特有のもので中国に花粉症はありません。ただ、他の要因、例えば、ほこり等が原因で同じ症状になる人はいます。これらはアレルギー疾患の一つです。

トンセンホの漢方知恵袋 ところで、何故日本人はアレルギー疾患の人が増えているのでしょうか?ある資料によると日本で杉が植えられたのは17世紀頃だったようですが、当時の人が花粉症だったという話はありません。恐らく花粉症は現代病でその原因は、戦後の肉類・乳製品・加工食品等の食生活の変化や運動不足、日本人特有の綺麗好きにあるのではないかと思います。

 それでは、花粉に負けない体質作りはどのようにすれば良いでしょうか?中国には漢方専門の大学病院等があり、中国の人達は体質の改善には西洋医学よりも漢方が勝っている事を知っていますので、このような場合は自ら漢方治療を選びます。

 例えば、アレルギー疾患は西洋医学で言う免疫の低下や過剰反応です。漢方でその免疫に相当するのが「衛気」という「気」のひとつです。その衛気は体の表面(鼻粘膜・皮膚)にバリアを張って風邪等の邪気から体を守っています。漢方ではその衛気が弱ったりすると花粉症体質(虚弱体質)のようになると考えています。そのような時、中国では衛気を高める「黄耆」という生薬や漢方薬を、食材では大豆製品、いんげん豆、白きくらげ、ごま、緑豆等を積極的に摂り入れます。

 また、中国では漢方は幼少の頃から身近な家庭の医学ですので、日頃の食養生に生薬や食材を摂り入れています。日本で疲れたら「人参」が良いと考えるのと同じですね。日本の皆さんも漢方のちょっとした知識を身につけていただいて、ご自分や家族の健康に役立てて下さい。

 今回の漢方知恵袋は「衛気を高めて花粉や邪気から身を守る」でした!

H23年02月18日付

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