vol2 瘀血は万病の元?

瘀血は万病の元?

 最近、テレビや健康雑誌などでも「瘀血(おけつ)」とか「瘀血体質」という言葉が多く浸透してきましたね。

トンセンホの漢方知恵袋 血液には全身に栄養分を運び、体の老廃物を回収する働きがあり、血液がサラサラと流れる事が健康の基本ですね。血液の流れが滞っていたり、汚れていたり、流れにくくなっている状態を中国医学では「瘀血」と言います。血液が変質するとドロドロになり血管も老化します。日本の漢方でもこのような血液の状態を「古血・汚れた血」と説明しています。瘀血の3大症状は「痛み・しこり・黒ずみ」です。固定した痛みやマッサージで楽になる痛みやしこり、目の下にクマがある、顔色がくすんでいる、シミなどがその症状で、時々、鏡で自分の舌でもチェックしてみましょう。舌色が暗く紫っぽい、紫色の斑点がある、舌の裏の静脈が太く蛇行しているようであれば、それもやはり瘀血体質ですので要注意です。

 このような瘀血症状が多く酷いと様々な不定愁訴・病気に繋がります。俗に「血の道」と呼ばれる月経不順、生理痛が代表的なものです。他に、冷え症、肩こりや偏頭痛、高血圧、動脈硬化、脳血管障害、物忘れ、手足のしびれ、虚血性心疾患、胸に刺すような痛み、痔、内臓のポリープや腫瘍、皮膚病、子宮筋腫や卵巣膿腫、子宮内膜症なども瘀血が原因となることが多いので「瘀血は万病の元」と言われています。

 中国では昔から血液をサラサラにする漢方茶、例えば、田七人参茶や生姜茶などが老若男女を問わず人気で養生茶として日頃から飲む習慣があります。普段から瘀血体質を改善し血液をサラサラにしておくことが病気になりにくい健康長寿の基本です。血液をドロドロにする油物や甘いもの、例えば、ソースやマヨネーズ、揚物などの食べ過ぎに注意し、冷たい飲食物や冷える環境を避け、適度なウォーキングやストレッチで血行を良くすることも大切です。

 血液をサラサラにして病気になり難い体作りを心がけましょう!

H23年03月18日付

TOPPAGE  TOP 
RSS2.0