vol4 現代病を漢方で予防する!

現代病を漢方で予防する もしくは EBMが示す漢方薬の効果

 前回、現代病の代表的な狭心症に関して、中国で研究・開発された漢方薬「冠心Ⅱ号方」について触れました。そして、日本で商品化された「冠元顆粒」は、発売されて20年経ちますが、この間、多くの日本の医師や大学教授が冠元顆粒の臨床応用や薬理研究をされております。今回はそれらいくつかをご紹介しましょう。

トンセンホの漢方知恵袋 まず、名古屋市立大学の牧野利明先生は、ワルファリンやアスピリン等の血栓抑制薬と冠元顆粒の併用についてその安全性を解明されました。そして、京都大学の家森幸男教授は、冠元顆粒が遺伝子レベルで一酸化窒素の生成と代謝をコントロールし、血管の収縮と拡張を調節して血圧の異常上昇を抑制することや脳血流量を増やし、脳卒中の予防と脳卒中による死亡率の低下作用があると報告されました。

 また、福岡大学副学長の藤原道弘教授は、血管性認知症の動物モデル実験で、冠元顆粒には脳組織を保護し脳の記憶機能を改善すると共に、認知症モデルの情緒不安定や攻撃行動等に対しても抑制効果があることを発表されました。

 富山大学の横澤隆子先生は抗酸化作用による老化防止、中性脂肪等の脂質の代謝促進や、糖尿病及びその合併症の改善等、冠元顆粒の「一剤多用途」の科学的根拠を数多く示しました。尚、横澤先生はご自身のライフワークである丹参研究(冠元顆粒の主成分)の結果では、冠元顆粒の慢性腎臓病(CKD)の予防と改善効果についても更なる研究を進めておられます。

 「CKDが進行すると腎不全や心筋梗塞等重い合併症が起こりやすいことは明らかです。この病気は初期の段階での自覚症状がありませんので、予防や早期対策が重要です」(横澤客員教授)。詳しくは、今年4月発売された「週間朝日 漢方2011本格漢方」に掲載されておりますので、是非ご覧下さい。他にも多くの研究者が冠元顆粒について研究を重ねており、これまでの成果では、冠元顆粒が、生活習慣病の予防や治療に役立つものと考えられますね。

H23年05月20日付

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