vol9 女性の不妊に漢方薬

女性の不妊に漢方薬

 「赤ちゃんがほしい!」「なぜ、私は妊娠できないの?」と不妊で悩む女性が先進国を中心に増えており社会問題の一つにもなっていますね。西洋医学では、着床障害や無排卵など主に卵巣機能を中心に治療を行うため卵巣切除やホルモン調節をすることが多いようです。中医学の考え方は、それ以外に体全体の状態をみて行きます。例えば体に必要な血液が不足(血虚)していないか、子宮内の血流が悪くなっていないか(瘀血)、消化器系の働きが低下し疲れやすい体になっていないか(気虚)といったように、その人の体質をチェックして妊娠しやすい体作りを目指します。

トンセンホの漢方知恵袋 中医学で主に不妊は肝(血)・脾(気)・腎(精)と関連しそれらのバランスが妊娠には大切です。肝の働きは血を貯蔵し月経を28日周期に保っています。肝はストレスに弱く、仕事や人間関係などのストレスを受けるとその機能を失い冷えや生理不順などに繋がります。

 また、脾胃の働きが悪くなると、食べ物から得られる栄養分が不足し十分な血ができず、疲れやすくなったり、無月経になったりします。無理なダイエットが良い例ですね。これらは不妊の原因になります。そして妊娠にとても大切なのが「腎精」という物質(生命エネルギーのもと)です。生殖やホルモン調節の機能と関連しています。この腎精が十分にあれば、女性の生理・妊娠・出産・授乳は正常に機能します。もし腎精が不足すれば不妊や閉経などの原因となります。

 また、女性に大敵なのが冷えです。子宮内膜を柔らかくし、血液の流れを良くして質の良い卵子を作るには、体を温め子宮の温度を一定に保つことが大切です。これらの症状に、ストレスを発散させる星火逍遥丸や体を温める婦宝当帰膠、腎精を補う参馬補腎丸等の漢方薬を使います。

 女性の不妊の原因は、体と心のバランスが崩れている事も多く関係しているように思われます。心当たりのある方はぜひ漢方薬をお試し下さいね。

H23年10月21日付

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