vol10 男性不妊に漢方を・・・

男性不妊に漢方を・・・

 不妊の原因は、世間的には主に女性に問題があると考えられがちですが、実際は、女性だけに原因がある場合が約40%、男性のみ、もしくは男女共に原因がある場合が約45%とされています。つまり半数以上は男性側にも何らかの問題があり、その場合を『男性不妊』と言います。男性の場合、精液に何かしらの原因がある場合が8割を占めており、環境ホルモンの影響などで男性不妊が増えているという報告もあります。この50年間"人間・動物・魚でも精子の数が減少し続けている"とモントリオール大学のセルジュ・ベリズル教授(産婦人科)は報告しています。

トンセンホの漢方知恵袋 男性の精子を造る能力は、腎機能低下やストレスの影響を強く受けます。働き過ぎや仕事上のトラブル、そして人間関係などいろいろなストレスが、男性の精子を造る能力に影響を与えている可能性があります。

 中医学で男性不妊は「腎虚精少」と言って、腎機能の虚弱による精子数の減少、精子の質の低下、そして精子の運動率の低下、インポテンツなどによるものと考えています。「腎」は五臓の中で生殖を司る重要な臓器であり、漢方薬ではその腎の機能を高める「参茸補血丸」「参馬補腎丸」などが効果的です。他に、精子無力症、精子欠乏症などの場合は、気(エネルギー)血補う必要があり、漢方薬では「補中益気丸」や「十全大補湯」などが良く使われます。

 また、造精機能障害や奇形率が高いなどの場合は、食用蟻とハトムギを配合した漢方系健康食品のイーパオが有名です。食用蟻には、カルシウム、鉄、亜鉛、マグネシウムなどをはじめ、アミノ酸、タンパク質なども豊富に含まれており、免疫力や精子の運動率を向上させる栄養素がたっぷり入っています。

 今の日本の男性は、とても疲れすぎていて、ようするに精子も元気が無いのです。元気で生きの良い種が無ければ、どんなに良い畑があっても芽が出ません。

 男性を元気にする!もしかしたらそれが子宝に恵まれる早道かもしれませんよ。

H23年11月18日付

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