vol26 眼精疲労は肝腎を養って

vol26 眼精疲労はカンジンかなめの肝腎を養って

パソコンや携帯電話など、何かと目を酷使する事が多くなり、眼精疲労や視力低下を感じている人も多く見られます。
眼精疲労が頭痛、肩こり、イライラ、自律神経失調症などの原因になることもしばしばです。

かねみつまさのりの漢方的生活  わたしは20代の頃から眼精疲労がひどく充血、頭痛、肩こりにも悩ませられていました。
鎮痛剤、目薬やビタミン剤などを使っていましたが、あまり効果はありませんでした。
現在は漢方薬のおかげで悩ませられる事は少なくなりましたが、もっと早く知っておけばとつくづく思います。


漢方では、目の疲労は血液の貯蔵庫である五臓六腑の「肝」に問題があると考えています。目を酷使すると、目の栄養源である血液(肝血)が消耗されて目に栄養が行き渡らなくなります。
こうした状態が続くと、目の症状以外にも頭痛、肩こり、集中力低下、イライラなども起きやすくなります。

また「腎」には精といわれる元気の源が貯蔵されています。
この精(腎精)は人体が成長、発育、生殖を行う上で必要不可欠の物質でもあります。俗に言われる「精力」という言葉はここからきています。また聴力とも関係があります。
この腎精は肝血を作り出す事もできます。また反対に肝血も腎精を作り出すことができます。
このことから「肝腎同源」または「精血同源」とも言われています。

肝と腎は密接な関係にあり、ともに大切な臓器です。この肝腎二つを丈夫にしてくれる漢方薬の代表が「六味地黄丸」です。
六味地黄丸のバリエーションは豊富で八味地黄丸、麦味地黄丸、杞菊地黄丸、知柏地黄丸などたくさんの漢方処方があります。
中でも杞菊地黄丸は飲む目薬と言われるほど目の症状に効果があります。

杞菊の杞は枸杞(くこ)の実の杞、杞菊の菊は菊花の菊で六味地黄丸に枸杞の実と菊花を加えた物です。
目の調子が悪い思ったら肝腎を養う漢方薬を試してみてはいかがでしょうか。

H24年3月付オカゼリ健康新聞掲載

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