漢方お悩み相談室 其の四 不妊症②

漢方お悩み相談室 其の四 不妊症②

H22年6月号

Question・・・不妊治療で病院に通っています。漢方薬を併用すると良いと聞きましたが、本当ですか?

Answer・・・月経のリズムに合わせて漢方薬を飲み分ける事については前号で触れましたので、今回は中国医学で生殖をつかさどる「腎(じん)」の機能について説明しましょう。

お母さんと赤ちゃん 「腎」とは腎臓・副腎・ホルモン系・免疫系を指し、これらが衰える事を「腎虚」と言い、生命力や免疫力の低下を意味します。中国医学では不妊の原因の一つとして、主に腰周りの冷え(骨盤内の血行不良)、そして30代から始まる老化現象である「若腎虚(わかじんきょ)」であると考えられています。女性は21~35歳が妊娠のピークと考えられていますが、近年ではストレスや肉体疲労などが原因となり、30代でも妊娠しづらい人が増えています。

 漢方薬は「若腎虚」の体に精を補い、本来あるべきピークに戻して妊娠しやすい体づくりをする手助けをします。また、男性側が不妊の原因になっている場合もあります。近年では、ストレスや環境ホルモンの影響により精子の減少や運動系の低下が見られ、それらも腎と密接な関係があります。できれば、漢方薬局への相談は夫婦での来店をお勧めします。これまで当店でも病院の薬と漢方薬を併用することで、成功例が数多くみられました。まずは難しく考えず、妊娠し易い健康な体作りをするつもりで漢方薬を試してみてはいかがでしょうか?


(執)オカゼリ薬局市民病院前店 金光優典先生

TOPPAGE  TOP 
RSS2.0