漢方お悩み相談室 其の八 第2子不妊

漢方お悩み相談室 其の八 第2子不妊

H22年10月号

Question・・・2人目の子どもを望んでいますが、なかなか妊娠しません。効果的な漢方薬はありますか?  

Answer・・・ 長い間夫婦生活をしていると女性の子宮頚管粘液に抗精子抗体ができ、その結果、精子が子宮に入れなくなってしまいます。

 そこで、中国漢方では、ホルモンや免疫の調節作用の中枢である「腎」を補う「補腎薬」と血行を良くする「活血薬」を併用し治療します。補腎薬は、月経周期の中の低温期に「杞菊地黄丸」を、高温期には「参茸補血丸」や「参馬補腎丸」とを使い分けます。活血薬では「田七人参茶」や「冠元顆粒」などを症状別に使用します。

婦宝当帰膠(ふほうとうきこう) [第2類医薬品] また、第2子不妊のその他の理由として、第1子の妊娠・出産・産後に原因がある場合があります。母体は妊娠中、胎児を養い、出産では体力を消耗します。出血・産後の悪露(子宮や膣内に残っている血液や分泌物の塊)の排出・子宮復旧と続き、さらには乳・育児と母体にとって負担の連続です。そのため産後はホルモンの働きが乱れたりして、骨盤の血流が悪くなります。つまり、第1子の出産による気(体内をめぐるエネルギーの源)や血の不足が、第2子を妊娠しにくい体にしてしまうのです。しっかり養生しないと産後うつや育児ノイローゼにつながる恐れもあります。

 産後はまず母体が再び妊娠しやすい体になるよう気血をつくる必要があり、"婦人の薬"と言われる「婦宝当帰膠」などがおすすめです。

 早めにお近くの漢方薬局などで相談すると良いでしょう。

(執)平奄堂さいとう薬局


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