漢方お悩み相談室 其の九 高血圧

漢方お悩み相談室 其の九 高血圧

H22年11月号

Question・・・ 降圧剤などの処方薬がどんどん増えて、不安です。漢方で良い薬はありますか?

Answer・・・そもそも血圧は全身に一定量の血液を送るために常に調整されており、24時間変動しています。高血圧になると血管や心臓、腎臓などに負担がかかってしまうため降圧剤などでコントロールしていきますが、一度服用を始めるとなかなか止められず、高血圧が招く合併症などの薬も増えていくことが多いため、ご相談のように薬が増えることによる不安やストレスで悩まれる方もいらっしゃいます。

冠元顆粒(かんげんかりゅう) [第2類医薬品] 近年では特に、はっきりとした原因が特定しにくい「本態性高血圧症」が増加してきています。原因としては生活習慣や運動不足、ストレス、体質などが複合的に絡んでいると考えられます。さて、漢方薬にも高血圧に効果的なものはたくさんあります。中でも血液の流れを改善する「冠元顆粒」は現代医学的な考えも取り入れて開発された漢方薬で、比較的即効性もあり、症状や体質に合わせて服用することで降圧剤を減量したり必要なくなる例も数多くあります。

 東洋医学の言葉に「未病」というものがあります。一般に「健康状態の範囲だけれど、病気の一歩手前の心身の状態」と定義され、健康診断などで「まだ薬などの治療は必要ないけれど、食事や生活習慣などの改善が必要」と言われた方や「~予備軍」などもこれに当てはまります。

 未病の段階で漢方薬などを上手に取り入れれば、病気を未然に防ぐことに繋がります。世界的にも類を見ない速度で高齢社会を迎えた日本では、これからますます医療費が膨らんでいくことが懸念されています。我々の子供や孫世代の負担を減らす意味でも、漢方専門薬局で一度、相談してみてはいかがでしょうか?

(執)オカゼリ薬局市民病院前店 金光優典先生


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